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潜在意識の好転反応で「嫌なこと」が起きる理由と引き寄せの法則の嘘!

引き寄せの法則を信じて頑張っているのに、なぜか嫌なことばかりが起きる……。ネットで調べると「それは好転反応だから大吉兆だ」なんて書かれているけれど、今苦しんでいる人からすれば、「本当にそうなの?」と焦りや挫折感ばかりが募ってしまいますよね。

結論から言うと、その嫌なことが「願いが叶う前触れ」かどうかは分かりません。実際にそうかどうかわからないのに、願いが叶う前触れです!というのは不誠実だと思っています。

巷のスピリチュアルで言われる「信じて耐えれば奇跡が起きる」という綺麗事は、正直っぽく聞こえるのが本音ではないでしょうか。

ですが、潜在意識のメカニズムという心理学の視点から、確実に言えることが一つだけあります。

それは、あなたが「変わりたい」と本気で頑張っているからこそ、今、心の中で猛烈なブレーキ(現状維持の抵抗)が起きているということです。上手くいかないのは、あなたのやり方が悪いからではありません。(アクセルブレーキの法則)

今回は、スピリチュアルな気休めを一切排除し、「頑張るほど嫌なことが起きる心理学的な正体」と、そのブレーキの外し方をロジカルに解説します。

目次

なぜ引き寄せを頑張るほど「嫌なこと」が起きるのか?

アクセルブレーキの法則

なぜ願いを放ち、ポジティブに行動しているのに、わざわざ「嫌なこと」が起きるのか。心理学ではこれを、車の「アクセルとブレーキの衝突」という現象で説明します。

「変わりたい!理想を引き寄せたい!」と必死に願うのは、あなたの意識のわずか数%にすぎない「顕在意識(アクセル)」です。一方で、残りの9割以上を占める「潜在意識(ブレーキ)」は、変化を「命の危険」と本能的に嫌い、「今のままでいよう」と全力で足を引っ張ります。

どれだけアクセルを力いっぱい踏み込んでも、9割の力でブレーキをベタ踏みされていれば、人生は前に進みません。それどころか、車体が激しい摩擦を起こして煙を吹く状態になります。この「内面の激しい摩擦」こそが、現実世界であなたの身に起きているストレスや体調不良、突然のトラブル(=いわゆる好転反応)の正体なのです。

無理なポジティブによる感情の抑圧と噴出

引き寄せの法則を意識する人ほど「ネガティブは悪だ」と考え、不安や焦りに蓋をして強引に前を向こうとします。しかし心理学には「抑圧された感情は消滅せず、形を変えて外に噴き出す」という原則があります。

私自身、かつては無意識に感情を強力に抑圧していました。

仕事でミスをした時も「もっと時間をかけて準備して頑張ろう」、好きな女性に振られた時も「くよくよしても仕方ない、頑張って次を探そう」と、常に自分へ「頑張ろう」と言い聞かせていたのです。

一見ポジティブですが、これは「もう嫌だ」「本当は寂しくてモヤモヤしてどうしようもない」という本当の自分を置いてけぼりにし、「頑張ろう」という前向きな言葉で本音の口を無理やり塞いでいただけでした。

こうして無視され続けた感情は消えることなく、やがて限界を迎えて突然の体調不良やさらなるトラブルといった「嫌なこと」を引き起こし、私を強制ストップさせました。

巷で好転反応と呼ばれる現象の多くは、宇宙からのサインなどではなく、あなたが無視し続けた「置いてけぼりの本音」が、耐えきれなくなって暴れ出した結果なのです。

好転反応の正体「自分自身の中のドリームキラー」

「自分自身の中のドリームキラー」(過去の自分)

一般的にドリームキラーというと、あなたの挑戦を止めてくる「他人」を指します。しかし、本当のドリームキラーはあなた自身の内側(過去の自分)に潜んでいます。

脳の潜在意識にとっての最優先事項は、成功や幸せではなく「命の安全」です。そして潜在意識は、過去の失敗や経験からできた「今の自分(慣れ親しんだ現状)」こそが唯一安全だと固く信じ込んでいます。

そのため、あなたが未来へ向かって変わろうとすると、過去の自分が恐怖を感じ、「頼むから変わらないでくれ!」と必死にブレーキをかけます。その抵抗が、体調不良や突然の不安、トラブルといった「嫌なこと」として表出するのです。

好転反応の正体とは、外から襲いかかる不運などではなく、過去の自分が生き残るために起こしている「自作自演の防衛反応」にすぎません。

どういうときに本当に好転反応が起きるのか?

引き寄せの法則を「頭で信じようとしているだけ」の段階では、起きているトラブルは単なる思考と感情の摩擦(抑圧の噴出)です。では、心理学的な意味で「本当の好転反応(書き換えに伴う一時的な抵抗・ブレ)」が起きるのはどんな時でしょうか。それは、長年抱えてきた心の深い領域(潜在意識)に直接アプローチし、構造レベルで変化が起きた時です。

潜在意識の書き換え系のセッションを受けた場合

心理療法やカウンセリングなどのセッションを通じて、長年守ってきたセルフイメージや思い込み(メンタルノイズ・禁止令)を書き換えた直後は、一時的な体調不良や猛烈な眠気、強い引き戻しが起きやすくなります。

これは、これまで何十年も人生の「安全基準」としてきた古いOSを書き換えたことで、脳が「これまでの自分と違う!」とパニックを起こし、急激な変化に慣れようと必死に自己調整している反応です。

身体のデトックスと同じで、構造が変わる際の一時的な再適応プロセスと言えます。

感情消化された場合・現実困っていることの原体験に気づいた場合

「ずっと抑圧してきた過去の傷や本音」に気づき、深く感情を味わって消化(解放)できた時も、現実や精神面に一時的な揺らぎが起きます。

今直面している問題の「原体験(幼少期のトラウマや親との関係など)」を直視することは、心にとって大きなエネルギーを消費する作業です。

一時的に強い喪失感や悲しみ、過去の嫌な記憶が溢れ出ることがありますが、これは心の膿(うみ)が外に出切るプロセスであり、本当の意味で古い自分を手放し、新しい段階へ進むための通過点です。

スピリチュアル(引き寄せの法則)の嘘に騙されないで!「好転反応だから耐える」がNGな理由

そもそも大前提として、今起きている嫌なことが「好転反応」なのかどうかなど、誰にも分かりません。それにもかかわらず「それは願いが叶う前触れです!」と断定するのは非常に罪深いことです。

なぜなら、「これは好転反応なんだ!」と信じ込まされた人は、一時的な「期待感」を抱いていい気分になるからです。しかし、これは現実が変わったからではなく、単に脳内でドーパミン(快楽物質)が出ているだけの中毒状態にすぎません。淡い期待に酔いしれて「ただ耐える」を選択している間、人は最も現実を変える行動から遠ざかってしまいます。

耐えるだけでは恐怖の現状を維持するだけ(メンタルノイズ・禁止令の強化行動)

「嵐が過ぎ去るのを耐えれば奇跡が起きる」という言説に従って耐え続けている間、あなたの心の中は「不安・恐怖・我慢」で満たされています。

潜在意識は言葉ではなく「その時に感じている感情(状態)」を記憶し、現実化します。つまり、耐えれば耐えるほど「耐え続けなければいけない苦しい現状」を自ら固定化してしまうのです。

心理学的に見れば、この「ただ耐える」という行為は、幼少期に形成された「メンタルノイズ(心の癖)」や「幸せになってはいけない」「目立ってはいけない」といった「禁止令」を、自分自身でさらに強固に再強化する行動でしかありません。我慢によって傷を広げ、古いブレーキをより強烈に締め上げているのが真相です。

 潜在意識のブレーキを優しく外す「感情の統合アプローチ」

引き寄せの法則で起きる内面の摩擦を解消し、無理なく変化していくために必要なのは、さらに強いアクセルを踏むことでも、歯を食いしばって耐えることでもありません。潜在意識のブレーキを優しく解除する「感情の統合アプローチ」を実践していきましょう。

ステップ1:大切なのは「耐える」ことではなく「仕組みに気づくこと」

嫌なことやトラブルが起きたとき、無理に「好転反応だ!」とポジティブ変換して耐える必要はありません。まずは一歩引いて、「あ、今変わるのが怖くて古い自分が防衛ブレーキを踏んでいるんだな」「本音を無視していたから体が教えてくれているんだな」と、心の仕組みに客観的に気づくこと(メタ認知)から始めます。

感情の渦に巻き込まれず、「自分の中で何が起きているかの構造」に気づくだけで、脳の自動的なパニック反応や危険アラート(ホメオスタシス)はスーッと落ち着きを取り戻します。

ネガティブな感情を認める(悲しいときは泣く、怒りたいときは怒る、怖いときは怖さを認める)

仕組みに気づいたら、次はこれまで「頑張ろう」という前向きな言葉で無理やり口を塞いできた、本当の自分の感情をそのまま表に出してあげます。

悲しいときは思いっきり泣く。理不尽さに怒りたいときは「むかつく!」と怒りを吐き出す。怖くてたまらないときは「怖いよね」と怖さを認める。ネガティブな感情は、悪者にして抑圧するから暴走するのであって、「ただ感じ切ってあげる」ことで初めて成仏(消化)され、消えていきます。

置いてけぼりにしてきた本音を優しく抱きしめて受け入れたとき、潜在意識のブレーキは自然と外れ、心と行動がひとつに統合されていくのです。

 

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